説明

少し灰味を帯びた緑色の小ぶりの石見焼、石州嶋田窯の湯呑です。飲み口に向かい少し広がった形状をしています。胴の上部に二本の削った線が入っています。

石見焼は、島根県江津市・浜田市を中心に良質の陶土が産出されるため、古くは水甕（ハンドウ）など大きな粗陶器が作られていました。約1250度〜1300度で焼成された磁器のような硬質な素地が特徴です。吸水性が低く、塩や酸による影響が少ないため、塩分の強い食品の保存などに適しています。